杞憂 imaginary fears 2004 9 9

 少し最近の歴史を振り返ってみましょう。
株や不動産は、1989年にバブルの頂点に達しました。
同じく、国債相場は、2003年がバブルの頂点となった可能性が高いのです。
 金融機関は、株や不動産のバブルの時に、不動産融資を拡大しました。
今回、国債バブルの時は、金融機関は、どうしたのでしょうか。
 これが、杞憂(取り越し苦労)となってほしいと思います。
それにしても、なぜ、金融機関は、自分の判断で行動ができないのか。
たいてい、横並びで行動することが多いでしょう。
これは、金融機関が、旧大蔵省の保護行政という「温室育ち」だからでしょうか。
 中小企業の経営者に聞くと、
「銀行は威張っている」と言います。
これは、虎の威を借る狐だったのでしょうか。
 しかし、最近、銀行は改善されたと思います。
今までは、「銀行はサービス業である」ということを忘れていたのです。
今後も、経営改革ができない銀行は、整理・統合されるでしょう。
 「虎の威を借る狐」
他の力(ここでは旧大蔵省) に頼って、威張る者のたとえのことです。



























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